ラテンアメリカ

チェ・ゲバラはただの山賊以外の何者でもない(3)

4.山賊としての残念な死住民を敵に回す ゲリラは基本的に金を支払って農民から食糧を調達していた。時には時価の3倍も支払って薬なども買っている。けれども、多雨密林地域ではすぐに道が途絶する。ある程度食糧の備蓄がいる。ジャングルの中での鉄道建設…

チェ・ゲバラはただの山賊以外の何者でもない(2)

3.ゲリラ活動 地元組織との連携に失敗する 海外進出事業は適切な地場の企業との協力が不可欠である。筆者の従事した鉄道事業では、ボリビアの日系企業と合弁することができ、おかげで随分と助かった。ゲリラ事業も同じである。地元をよく知るグラスルーツ…

チェ・ゲバラはただの山賊以外の何者でもない (1)

チェ・ゲバラはただの山賊だったし、自ら山賊としての死を7年前に予言していた。けれどもイケメンでかっこういい言葉を残したので 本を読まない若者の英雄である。是非、ゲバラファンは「ゲバラ日記」を最初から最後まで読んでもらいたいものだ。 彼が連合赤…

新自由主義の終焉はアマゾンの小村で30年前に予言されていた

掲載レポートの原文です。原文と掲載文の相違を読み解くと、どこが削除されているのかがわかって 面白いですよ。 南米の小国ボリビアは1984〜5年当時、度重なる政変と直近の社会主義的政策の破たんもあって、2万パーセントを超えるハイパーインフレだった。…

お騒がせココ・バレンティン逮捕とその文化的背景ー夫婦のラインによる会話内容は?−

ちょうど、新潮45向けの原稿「ココ・バレンティンとキュラソー探訪記」がほぼ脱稿したときに、ココ・バレンティンが妻に対するDV容疑で、マイアミで逮捕というニュースが入ってきた。おかげで原稿の一部を変更せざるをえなくなった。 犬も食わないといわれ…

ウユニ塩湖

この8月、9月にブラジルとボリビアを一月ほど訪れた。 その雑感と写真を一部掲載しようと思う。 さて、今は日本、そして世界でウユニ詣でが盛んなようだ。 ぼくは実に22年ぶりに訪れた。ここは昔は観光客など一人も いない土漠だけの村であった。 それが…

バルガス・リョサのノーベル文学賞に思う

バルガス・リョサがノーベル文学賞を受賞した。ぼくは彼の熱心な読者ではなく、最後まで面白く読み通したのは初期の『都会と犬ども』ぐらいしかないのだが、へー、まだ受賞していなかったのか、というのが感想である。 ラテンアメリカ文学の3大巨頭といえば…

 さて、久しぶりにお知らせだよ。

2月7日発刊の『ダカーポ』600号記念号は、格差社会特集。 そのまとめ部分で、「ラテンの思想に学んで もっと楽に生きよう」という主旨で風樹さんが登場するよ。 取材場所は、新規オープンのラテンカフェバー「パサティエンポ」。実はぼくがその運営を少し…

さて、サンボドローモ(会場)でカーニバルはこんな風に始まったんだ。 - ウオ−ン、というサイレンがなったのは定刻を少し過ぎた頃だった。右前方に集まっていた最初のエスコ−ラ、ウニ−ドス・ダ・ティジュ−カの300ものバテリアが一斉に火を吹き、ブ−ンチ…

 さて、浅草のカーニバルにいって、久しぶりに本場のリオのカーニバルを思い出した。

ぼくは何回かいっているけど、1番思い出深いのは、「奴隷解放100年」をテーマにしたカーニバルだったんだ。元々カーニバルは黒人のものだったし、あのときはムラ―タのいかした恋人がいたんだ。(これもフアニ―タには内緒) そのときの日誌があるので、それを…

浅草サンバカーニバル

アマゾンの奥地に調査から久しぶりに日本に帰ってきたので、温泉にでも行って、少しのんびりしようと思ってたんだけど、ズンビーノから電話がかかってきた。「浅草でサンバカーニバルがあるから見に行こう!」 「う〜ん、今週末は温泉に行く予定なんだけど………

キリギリスで生きる

さて、日本国内でラテンの風に触れ、人生を変えた知人の話。 松嶋武(敬称略)がラテンに触れたのはサルサバーだった。「サラリーマン時代に1人で飲める店を探していたら、ラテンバーに行き着いたんです。1人で入ってサルサを踊って楽しめるんです。そのう…

祝祭を持つ

祝祭を待つ。 これもラテン流の大事な要素のひとつ。祝祭といっても何も踊るばかりが能じゃない。 ラテン系の人間でも踊らない人はいる。「あんなバカ騒ぎ嫌いだ」というサッカー嫌いも案外多い。 祝祭は何でもいい。年に1度か2度、利益を度外視して熱中でき…

めげない!

めげない。それもラテン流のひとつだ。仕事で失敗しても、起業に失敗しても、女性から逃げられてもめげない。1度失敗しても次がある。また機会が巡ってくる。人生はゲームと同じだ。 めげないを地で行くぼくの友人を紹介しよう。 伊藤玄一郎(敬称略)をテレ…

時は死を刻んでいる!

新年度が始まったと思ったら、もうゴールデンウィークが始まった。しかも、今年の日本のGWは、1日、2日と会社をさぼってしまえば9連休。でも……、4月に入ってからガラにもなく仕事をしていたせいか、どうも調子がすぐれない。本当なら、恋人の○○と、い…

カボエィラをやったぜ!

「ブラジルのバイアにいる錯覚に陥る場所が新宿にある」 そう、 先日、風樹さんに誘われた。 訪れたのは、「カポエィラ・テンポ」だ。 突然、カポエィラの初心者コースに参加するはめになっちゃった。 その時の様子は、風樹さんの夕刊フジの記事に詳しい。 …

ドンブラコでメキシコナイト!

昨日の夜、新橋のメキシコ風居酒屋ドンブラコでラテンな夜を満喫した。このお店は、JR新橋駅の近くにあるんだけど、少々わかりづらい。始めていく人は迷ってしまうかもしれないね。でも、探しでも行く価値は十分あり。料理は厳選された現地の食材を使ってい…

今日、「東スポ」で紹介された!

今日の「東スポ」で、僕が主人公の物語「ラテンの秘伝書」を書いてくれた風樹茂さんが紹介されたんだけど、その見出しがすごかった。 南米でネズミやアルマジロも食べたけど今は和食中心 風樹さんのプロフィールもまたおもしろい。好きな食べ物=カニ、大ネ…

くよくよしても何も始まらない!

昨日行われたWBC決勝戦の日本対キューバ戦。ラテン流に生きる僕としては、野球よりサッカーが好きなんだけど、久々に野球で感動してしまった。ラテンの伊達男を目指す僕だから、キューバを応援したいところだったけど、国際試合となるとなぜか大和魂がぐ…

今日、「読売新聞」で紹介された!

今朝の「読売新聞」で、僕が主人公の物語『ラテンの秘伝書』が紹介された。 せちがらい日本生きる「秘伝」 ラテン流のススメ 僕の物語の紹介以外にも、作家の風樹茂さんのインタビューが載っていた。 しかも写真付き。 本を買ってくれた人は、ぜひ著者紹介の…

がんばらない生き方

僕がラテンの国で覚えた大事な言葉、ケ・テ・バーヤ・ビエン! この日記の最後にいつも書いている言葉だ。「がんばれ」とは対局にある別れの挨拶で、「いいことがあるようにね!」 という意味が近いかな。日本では、別れる時だけじゃなく、いろんなシーンで…

サルサが踊れる男は女にモテる!

今夜は、日暮里駅前にあるサルサクラブ「サルー」で飲んだ。このお店では、日によってサルサの無料レッスンが行われている。1ドリンク付きのエントリー料1000円で受けられちゃうんだからお得だ。サルサだけでなく、メレンゲ、アルゼンチンタンゴのレッスン…

今日、「夕刊フジ」で紹介された!

今日の「夕刊フジ」で僕が主人公の物語『ラテンの秘伝書』が紹介された。 格差社会がなんだ! ラテンで行こう 生活エンジョイ術10 う〜ん、なかなか魅力的なタイトルだなあ。この記事を読んで、僕が実践しているラテン流幸福術に賛同してくれる人が1人でも…

今日、新しい駐在員がやってきた。

所長の僕がわざわざ空港に迎えに行くこともなかったんだけど、今日は一日何も予定が入ってなかったので迎えに行った。ラテンの国では当たり前のことだから、予定よりも2時間ぐらい遅れて行ったんだ。そうしたら、案の定、空港のロビーで、新しい駐在員はブ…