逃げろ 逃げろ 臨界迫る

 すでに福島原発の40キロー80キロでも、乳児、子供、妊婦は
 可能な人々は避難しているようだが、早急にがんの危険から逃げる
 べきである。政府も家族疎開の準備に入れ! 事態は悪い。

 報道は、今のことしかいわない。リスクマネージメントとは将来起こる悪い可能性を予防することである。

 そして、個々人の悲劇に対して、統計や確率は何の意味もない。

 すでに、40キロ圏内のある地点でセシウム137はチュルノブイリと変わら ないとの報道もある。土壌汚染は深刻である。

「土壌から高濃度セシウム福島原発40キロ地点—文科省
時事通信3月23日(水)18時44分
 文部科学省は23日、東京電力福島第1原発から北西に約40キロの福島県飯舘村で採取した土壌から、1キログラム当たり16万3000ベクレルの放射性セシウム137が検出されたと発表した。セシウム137の半減期は約30年と長い。同じ地点から放射性ヨウ素131も同117万ベクレルが検出された。

 土壌の放射能量に関する法的な基準値はないが、京都大原子炉実験所の藤川陽子准教授(環境工学)の試算によると、セシウムは1986年のチェルノブイリ原発事故の際、同原発から数十〜50キロ地点で検出された放射能量に相当すると推定される。

 藤川准教授は、検出された数値は高いものの、セシウムは水に溶けにくいため農作物にあまり取り込まれないと指摘。ヨウ素半減期が8日間のため「直ちに長期的な影響は考えにくい」と話した。

 また今後、放射性物質が雨水などに流されてたまり、局地的に高い数値が検出されることもあるとして、さらなる調査が必要との認識を示した」

 しかし、チェルノブイリでは、ホットスポット放射線の強い場所)の森にはいって遊んだ子供はあっという間にがん、白血病で死んでしまったのだ!

 ぼくは危機を煽るのではない。津波のとき、助かった人と津波に飲み込まれた人との違いは明白である。

 原発事故も同じだ。

 以下、原子力資料情報室の(2011/3/23)の参議院議員会館集会で使用した資料とのこと。これが現状です。

資料:福島第一原発事故 ―格納容器の機能喪失―(2011/3/23 後藤政志)
資料:沸騰水型炉(福島第一2号炉)のフローチャート