2010-01-01から1年間の記事一覧

ウユニ塩湖

この8月、9月にブラジルとボリビアを一月ほど訪れた。 その雑感と写真を一部掲載しようと思う。 さて、今は日本、そして世界でウユニ詣でが盛んなようだ。 ぼくは実に22年ぶりに訪れた。ここは昔は観光客など一人も いない土漠だけの村であった。 それが…

バルガス・リョサのノーベル文学賞に思う

バルガス・リョサがノーベル文学賞を受賞した。ぼくは彼の熱心な読者ではなく、最後まで面白く読み通したのは初期の『都会と犬ども』ぐらいしかないのだが、へー、まだ受賞していなかったのか、というのが感想である。 ラテンアメリカ文学の3大巨頭といえば…

決勝 理想と現実 ドンキホーテとサンチョパンサ

1974年、ヨハンクライフ率いるオランダ、オレンジ軍団は、そのトータルサッカーでサッカー界を席捲していた。ワールドカップの決勝戦はその申し子、ヨハンクライフが率いるオランダ 対 闘将ベッケンバウアー率いるドイツ。 高校サッカー部に属するぼくは…

ベネズエラでワールドカップを見るということ

ベネズエラはこれまで一度もワールドカップに出場したことがない。だから、かつての日本のように、それぞれが好みのチームをてんでんばらばらに応援している。 もちろん、一応地理的には南米に位置するので、その当時の日本と比べるとずっと盛り上がってはい…

異形の集団と勝つよりも負けたくなかった監督

昨日と今日が違う。30分前と今が違う。自身が更新されたような気になる。それは圧倒的な小説や映画を見たあと、あるいは近親者の生死のあとの感慨である。そんなのは、人生にたぶん、10回あるかないかの機会かもしれない。 今回はワールドカップに日本代…

日本VSパラグアイ グアラニー戦うにむけて

グララニーである。彼らは、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどと違い、グララニー語を話す、グララニー族である。もちろんスペインなどと混血もし、スペイン語も話すが、グアラニー語が基本である。 かつて、パラグアイは南米一の強国であった。日本の…

へたくそな攻撃vsまあまあのディフェンス

一流のディフェンスvsまあまあのフォアード 日本vsデンマークは、標題のような対決になるだろう。日本のへたくそな攻撃、なぜフォアードではなく攻撃という言葉にしたかというと、フォアード不在だからである。後半にわずかに出席する岡崎か森本(是非、…

 勝った、でも運だけでは続かない

日本が勝った。ホーム以外で始めて勝ったのだから、日本サッカーの歴史に刻まれる祈念すべき勝利だろう。 この千金の一点は、相手の弱点をずっと狙い続けたベンチと松井の得点である。もちろん、相手ディフェンスをひきつれた大久保、そして大久保とポジショ…

 *ワールドカップ 怠け者が勝利する

南米でワールドカップを見るのは2度目である。今回はサッカーが第二、第三の人気でしかないベネズエラである。それでも、スーパーマーケットには、参加国の国旗が張られ、道路では国旗が売られている。応援する国の国旗を立てて走っている車も散見される。 …

時代錯誤チャべスの厚顔

2010年 5月23日 チャべスのハロープレシデントが11年を迎えるという。それは毎日曜日にチャべスがテレビに出て、市民=国営企業やチャビスタが中心、に現状の国家の問題や計画について話すものである。 本日は、私の家のそばのグアカラーラにきて、…

単身赴任で熱帯病になる7

白血病か、がんか、心臓か、それとも、熱帯のとんでもない悪性の病か。 機械の故障であることを願うが、あるいは、人為的ミス……. いちど、『週間スパ』残酷サラリーマンの特集で相談にのったことがある。 手術室で、手術機器の設定をする技師が、「残業が180…