2015-01-01から1年間の記事一覧

ベネズエラ国政選挙―拳銃、機関銃、手榴弾使用禁止! 

ベネズエラで5回目の国政選挙である。今回は国会議員選挙。選挙前、選挙後の2、3日は、、拳銃、機関銃、手榴弾の所持と使用、防弾車の通行は禁止されている。ベネズエラでは珍しく、安全な日々となる。ぼくは自転車で各投票所を自転車で巡ってみた。強い陽…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(6)ー故湯川さんが設立したというPMCの背景は

湯川さんが設立? したという、PMCの会社のホームページ は、いつの間にかWeb siteから消えてしまった。そのトップページには後藤さんの家族(妻)からのメッセージ“人質事件で迷惑をかけたことと、その間の支援に対して感謝する、趣旨だったと思う”が掲載され…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(5)ー国益とは何か? 

今の時代が第一次世界大戦前夜と何やら似ており、しかも、イスラエルを建国した4列強のひとつが日本だったことを思い出させるのである。 もちろん、世界大戦があるというのではない。ヨーロッパはソ連崩壊以来、不安定で局地戦争がいぜん続いている。中東は…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(4)ーなぜイスラエルにすり寄るのか?

鬼子の再登場ー安倍政権の性質 現在の日本の外交は、安部首相の個人的な資質や願望を抜きにしては、考えられない。これまでの自民党、民主党の体たらくが鬼子を産みだしたのである。 安倍政権というのは、三島由紀夫や石原慎太郎の思想の延長にある。軍事的…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(3)ー孤立していたイスラエル

国家的人権侵害、犯罪 イスラエルがガザへ侵攻したのは、昨年、2014年7月から8月にかけてである。パレスチナ側の犠牲者は子供たちを含めて2000人を越えた。 その非道さに、ヨーロッパ、アメリカでさえ、イスラエル嫌悪の感情が芽生え、国連人権委員会は非難…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(2)

シャルリ・エブド襲撃の二日後の9日、ユダヤ食品専門スーパーマーケットが襲われ、人質4名(ユダヤ人)が死亡した。実行犯のアフメド・クリバリ(32)は、このとき空港近くの印刷会社に立てこもっていたクアシ兄弟の解放を求め、自ら「イスラム教スンニ派過…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(1)

「ぼくはシャルリだ」とか「I am Kenjiだ」とかとてもいえない。いえるとしてもまったく違う意味である。 パリでのテロの犯人も犠牲者もイスラム国で殺害された日本人人質と同様に、イスラム国とともに、彼らが属する国家、あるいはその政権へ捧げられた貢物…