2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

頭をよぎる最悪のシナリオ

ぼくは普段は楽観的な人間である。あまり悲観的なことを述べるのは好きではない。だが、危機的状況では逆に悲観的にならなければ生き抜いていけなことを、途上国の劣悪な環境や犯罪社会の修羅場で暮らし働いていてきた経験から知っている。 現在、マスコミは…

日本のテレビ局、原発関連東大教授は人類の敵だ!

やっと本当のことが資料の裏付けとともに出てきた。 テレビ出演の専門家は膨大な金を東電から受け取って嘘とデマを流している日本国民と人類の敵である。 さらに膨大な宣伝費や接待づけにされたテレビ局、その記者たちは同様に人類の敵である。恥を知れ! 彼…

東京電力とよけい太郎

先週、金曜日に取材に出かける少し前のことだった。ジャバーンといやーな音がする。あわてて、2階の廊下にいくと、水があふれ出ている。 よけい太郎が顔を出す。 「なにやっているんだよ!」 疎開する前溜めたポリバケツの水道水を、水道のヨウ素131が半…

東電VS原子力資料情報室

3月25日に外国人特派員協会での「原子力資料情報室」の記者会見に出席した。メインスピーカーは、後藤政志(東芝・元原子炉格納容器設計者、博士(工学))さんと、崎山比早子(医学博士)である。 記者会見の模様は、ネットでいつでも見ることができる。 だ…

アマゾンからの告発 人類の生存可能性を問う

今日は久しぶりに、遠大なテーマ、人類の生存可能性と日本について考えてしまった。 日本は原爆、サリン事件、そして今回の福島原発事故と放射線や化学物質に縁が深く、いずれの場合も、早い処置があれば防げたものである。その意味では、日本人のリーダーシ…

春休みの子供VSホットスポット

ディマは自然が好きで、毎日森の中を走り回って遊んだ。その森が放射能で汚染されていることは、当時は隠されていた。彼は森の中のホットスポット(高濃度放射能地帯)に入り込んでしまったに違いない。91年1月に彼は劇症性急性白血病になり、病院に運び…

花見基金はいかが

人は緊張ばかりしていれられないものだ。「花見どうしようか?」という質問は不謹慎で、間の抜けたものだろうか。 友人や近所の人に問うと、 こんなときに! と目くじらを立てる人が多い。また、被災した人々がどう思うだろうかというのもあるだろう。 しか…

逃げろ 逃げろ 臨界迫る

すでに福島原発の40キロー80キロでも、乳児、子供、妊婦は 可能な人々は避難しているようだが、早急にがんの危険から逃げる べきである。政府も家族疎開の準備に入れ! 事態は悪い。 報道は、今のことしかいわない。リスクマネージメントとは将来起こる…

 一時家族疎開収支

せっかくベネズエラから戻って、水も電気もたびたびない生活から解放かと喜んだのもつかのま、日本も同じ。ベネズエラは少なくとも、放射能の雨が降らないからましか。ぼくの最後の仕事は、1.1GBqのセシウム137と1.85GBqのコバルト60のドイツからの輸…

過剰反応せよ

昨日、京都から帰京した。理由は、1.自衛隊、東京消防庁の放水のおかげで、再臨界の危険が去った可能性が高い(使用済み燃料プール)。この放水は再度行われると思われる。2.爆発反応を起こすジルコニウムはほとんど燃え尽きたらしい。 3.電気系統が数…

 疎開 京都から帰京する 

京都は京都駅裏側の外人専用ゲストハウスに宿をとった。一泊、家族4人で12000円と西成の2倍だが、「おー、天国のよう!」と娘が喜びの声をあげた。 8畳間でバストイレ完備、部屋もきれいで「汚物を流すな」という張り紙はない。宿泊者は、東京方面から疎開し…

 誰が信じられるのか?

ぼくはテレビの報道、学者と言われる人々の言葉は、残念ながら信じられない。彼らは、東電や政府ともともと一体の人たちであろう。 大学の専門家は東電と同じで、ある意味、原発で生活し、暮らしてきた人々である。決して自分に不利な情報は流さないだろう。…

関西へ疎開 大阪編

昨日、8時20分の全日空機で子ども二人(中学2年と小学校5年)と妻と大阪へ飛び立った。大阪便は満員だった。一昨日、4号基からの白煙をテレビでみて、決意し、ネットでぎりぎり予約したのだった。 羽田空港は避難民でごったがえししているかと予測したが、人…

 家族バックパッカ―となる

面倒くさいという気持ちが大きく、しかもお金もかかり、腰も重かったのだが、やむをえず大阪、京都へと数日の予定で旅行することにした。家族バックパッカーとして、安い外人ホテルを泊まり歩く。その理由は以下のとおりなので、参考にしてほしい。1. 子供…

チェルノブイリへのカウントダウン

1.チェルノブイルへのカウントダウン さて、おもったとおり、最悪の事態が刻々と近付いている。2号機は格納庫(圧力容器)が破損しているのだろうから、放射線が大量に漏れると考えるのが自然である。 また、スリーマイル島の事故でも事件後の調査で格納…

懲りた政府と懲りない会社

(さて、ぼくは昨年末に帰国し、現在書かねばならない小説、まったく出版の めどはないのだが、どうしてもやらねばならない、国にもちょっとは価値があり、 ぼくしか書けないものに集中するため、あらゆることを放棄していた。 だが、今回の地震で、少しブロ…