2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今日、ホームレスに戻った! その2

上野公園で寝たあともホームレス行脚は続く。まるで現代の山頭火。渋谷、山谷、荒川河川敷、名古屋、大阪。最後に原発家族疎開の西成で見たものは? 本書は震災後の日本人に対する予言の書である。第1話 ホームレスデビューの悲惨 上野編 第2話 原宿に遺体…

今日、ホームレスに戻った その1

長らく、原発関連の件を書いてきた。震災後のぼくができるボランティアのひとつと考えている。けれども半年以上続けているうちに、蓄えがなくなってしまった。 だから10年振りでホームレス界に戻る。 知り合いのフリーのノンフィクション系の作家らは、淘汰…

西川荒川区長の2つの道

西川区長は放射能の問題をのぞいてはよくられている区長だと思う。東電と癒着というが、東電べったりというわけでもなく、自由主義者で発送電分離論者である。また区内に太陽光発電パネルを設置しようという構想だってある。 今回の放射線への対応はまったく…

西川荒川区長からの電話

夜の9時ごろだったろうか。娘が、「電話だよ。なんか区長から、おとうさん、なんか悪いことしてばれたんじゃないの」といって子機を書斎に持ってくる。 電話に出ると、西川区長はこう切り出した。 「ああ、先生には心配かけて申し訳ありません。メールでお…

荒川区長への質問状

西川太一郎荒川区長は、計画停電のときは自ら奔走し、区民のための電池やカンテラを買うなどして、よくやっていらした。顔のきく東電や経産省、エネルギー省にも乗り込んだ。ぼくに「計画停電で費やした費用を東電に請求したい」とまでいっていた。 さすが、…

欠陥原子炉と燃え盛る反原発のうねり

地元浜通りの人々はなにも田中長町のようなおっちょこちょいのバカものばかりではない。むしろ、今の惨劇が来る日をうすうす感じていた多くの予言者がいたのである。 以下の年表にあるとおり、浜通りでは、GEの設計者などよりもずっと早く福島原子力発電所1…

欲望を募らせ、全国を原発で埋め尽くせ

読者の軽いノリの海豚さんが人間は恐ろしいといっているが、そのとおりで、詳しくいえば人間の欲望は怖ろしいというとだろう。 食欲や性欲は肉体という制限があり、無限に膨らむものではない。限度がある。だが物欲と権力浴はどこまでも膨らんでしまう。 せ…

原発は田舎による都会の搾取だった

以前、双葉町の若い女性が「被災地に募金をください」といわれ、「わたしも被災者だ」と答えたところ、出身地を聞かれ、「あなたは被災者でない」と言われたそうである。 20代の女性にはまったく罪はない。 けれども、地元の歴史を知っておいたほうがいい。…