偽善:うわべを飾って、心や行いが正しいように見せかけること
肩書をつけた多くの偽善者がマスコミに登場し、記者は意図的なのか、それとも勉強不足なのか、彼らの言葉を押し戴く。
自ら調べる手段を失った被災民は、そのまま信じるしかない?
福島県も偽善王(なんとけがらわしい、ラテンの秘伝書の主人公と同じ山下という名前とは)を「放射線健康リスク管理アドバイザー」に雇ってしまった。
さびしい限りだ。
チェルノブイリの事故のあと、スコットランド(UK)、ギリシア、ドイツ、ベラルーシ、ウエールズ(UK)から、0歳〜1歳時の白血病の増加が報告されている。これは母体の内部被ばく(セシウム137)によるものである。
ベラルーシを除けば被ばく量はさほど多くない。イングランド(UK)は0.02mSv、ドイツは0.06mSv、ギリシア0.2mSV (ベラルーシは2mSvで多くの白血病患者が報告されている)
真ん中の数値がチェルノブイリ直後に出産した乳児の白血病発症率となる(10万人当たりの人数に補正されたもの)。
左が81年―85年(内部被ばくなし)、真ん中が86年―87年(内部被ばくあり)、右が88年―90年(内部被ばくなし)。
イングランド 2.86 3.69 3.33
ドイツ 2.3 3.76 2.96
ギリシア 2.75 7.35 2.89
明らかにチェルノブイリの事故と発症率の増加に相関関係にあるのは、明白である(残念ながら、現地周辺の発症率は不明。ロシアや原発事故周辺の発症率は政府により隠匿された。また、最初、事故はなかったと言い張ったIAEAという原発ロビーの発表する数字も信じられない)
山下長崎大学教授はもし、赤ちゃんが発症したときには、こういうのだろう。
「白血病ですか。運が悪かったんですね。悪いところの遺伝子が壊れたんですよ。気の毒です。でも、事故とのかかわりかどうか本当のところはわかりませんが」
飯舘村の土壌セシウム137は5万8500ベクレル=0.819mSv
本物の学者で人々の健康を考えている学者の今中哲二京都大原子炉実験所助教授や前から村づくりで協力している糸長浩司日本大教授の進言もあって村の妊婦、乳幼児は避難した。 これでも山下とかいう長崎大学教授は、「セシウム137はまったく問題ありません」と言いはるのか。マスコミはこの疫学調査を報告したChristopher C. Busby氏のコメントをとるべきである。
そしてまったく後追いの原子力安全委員とかいう役立つは、いたずらに税金をはぐくんでいないで、早く退場してもらいたい。