今日、ホームレスに戻った その1

 長らく、原発関連の件を書いてきた。震災後のぼくができるボランティアのひとつと考えている。けれども半年以上続けているうちに、蓄えがなくなってしまった。
 だから10年振りでホームレス界に戻る。
 知り合いのフリーのノンフィクション系の作家らは、淘汰されてもうほとんど残っていない。   
 別分野ではあるが田中龍作さんのように寄付を募って記者活動をしているものもいるが、決算報告などせねばならず面倒くさいし、もし寄付されても、飲み食いに使ってしまいそうだ。
 以前は異人交流会という会を主催していて、その会員に恵んでもらったものだ。だが、その会の趣旨はあまり活動をしない、ことだったからか、なぜか雲散霧消してしまった。
 瓦礫処理の仕事にも登録していたが、なぜか梨の礫だ。
 そこで、「今日、ホームレスに戻った!」―平成の山頭火、全国ホームレス行脚の記録―をまもなく書籍化販売することにした。

 このブログでも、明日から、「はじめに」、と「渋谷編 原宿に遺体を探す」(元NTTの夫婦ホームレスVSチンピラホームレスVS風樹茂)を短期連載することにしたので、嗤ってください。
 以前、「ホームレス入門」を書いていた時も、公園や路上で住みながら、書いていたものだ。今回もそうなるかもしれない。
 もし、路上で、携帯型ヒューレッドパッカードのPCに向かっているホームレスを見かけたら、怖がらずに声をかけて、是非、おいしいものでも奢ってください。

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荒川区もやっと学校、公園の放射線量を測定するようです。とりあえず善かった。でも、東電の引き起こした事故から半年以上たってしまった。まずは、早急に疑わしい場所を測るべきだったのだ。災害対策の区を標榜しているのだから、次回は国の対策など待たずに動いてもらいたいものだ。

★「愛! フクシマの黙示録」が、携帯の「電子書籍パピレス」、文芸部門お勧め順位 潤・Pになりました。とはいえ、電子書籍の文芸分野はパイが小さすぎるのです。携帯電子書籍の8割の販売は10代少女が読む「放課後の信じられない卑猥」、「王子の乞食への変態愛」とか、エロものかホモ(BL)ものしかないのです。