独裁と日本

炎上死した新潮45と劣化するマスコミと社会の行きつく先(2)

少なくとも次の号を出すべきだったのではないか それにしても新潮45がこんな簡単に白旗を上げるとは意外だった。少なくとも、次号で編集長自らが、なぜこのような特集を組んだのか、 なぜそうせざるをえなかったのかを書いて、それを最終号にしてもらいた…

炎上死した新潮45と劣化するマスコミと社会の行きつく先(1)

新潮45が炎上死してしまった。 私の書斎には編集部から送られてきた掲載誌が11冊以上ある。いつから書いたのかを調べて見ると、2006年の12月号だ。 見開きを見ると、そのときの特集記事は「狂宴! エロセレブ」13の怪事件簿。筆者の多くは女性フリーライ…

総選挙を占う 民主政権下、こうしてメディアは殺される

2005年の個人情報保護法案(首相小泉)、2013年の秘密保護法(首相安倍)、2017年の共謀罪法(首相安倍)ときては、ノンフィクションのライターや作家は、活動するのが本当に難しくなった。最初の個人情報保護法からして、政治家や役人を守り、硬派のノンフ…

 総選挙を占う 民主政権下でのハイブリッド型ファシズム独裁の作り方

さて、選挙だ。小生のような浮動票に属する人間には、いつもどの政党に入れるのか、あるいは誰に入れるのか、よくわからない。洞ヶ峠を決め込むか、あるいは、関ヶ原の戦いで松尾山に陣取った小早川秀秋の心境で「徳川も豊臣もどちらも泥だ」(司馬遼太郎)…

Jアラートの怪 総務省消防庁に聞いてみた

面妖なJアラート 「大変だ、北朝鮮が日本にミサイルだって」 家人の声で起こされた。 朝の6時2分だ。 でも、うーん、眠い。最近また暑さがぶり返し、まったく何事もやる気がない。日々、食べて眠る病人のような怠惰な生活を続けている。 なんだかテレビの音…

政治崩壊はファシズムへのとば口か

さて、ここを訪れてくれた方々にとって、今年はどんな年だったのだろうか? 私が思うに、日本史には「破壊と喪失の時代」と刻印されることであろう。 津波により人は仕事を、愛する者を、家を喪失した。原発(科学技術)が人から故郷や仕事を奪った。 社会シ…