アマゾンの奥地に調査から久しぶりに日本に帰ってきたので、温泉にでも行って、少しのんびりしようと思ってたんだけど、ズンビーノから電話がかかってきた。
「浅草でサンバカーニバルがあるから見に行こう！」
「う〜ん、今週末は温泉に行く予定なんだけど……」
「男の裸なんか見て何が楽しいの？ あ、山下さん、もしかして、あのときの疑惑は本当なのでは……」
「違うよ、何言っんだ！」
「浅草のサンバカーニバルには、ブラジルの美女もいっぱい参加しますよ」
「え、そうなの？」
「はい、美女ばかりです」
と言うわけで、土曜の昼から浅草に行くことになったのです。
ラテンの伊達男を目指す僕だけど、浅草のサンバカーニバルは初めてだった。まあ、本場で鍛えられた僕の目にどれだけかなうのかと思いつつ行ってみると、
本場さながらのコスチュームのダンサーが、サンバのリズムに合わせて腰をフリフリしながら
沿道の観客たちを魅了していた。
パレードコンテストで優勝したのは、エスコーラ・ジ・サンバ・バルバロス。このチーム、浅草サンバカーニバル三連勝なんだって。
う〜ん、浅草もバカにできないな〜！
ケ・テ・バーヤ・ビエン！
