偽情報に何度も何度も騙される人々

 中東をめぐるニュースの大半は偽情報、偽旗作戦である。
 アメリカ、フランス、ロシア、イギリス、イスラエル、中近東各国、すべていかがわしい。

 それなのに、騙されやすい無垢な日本人の中には、驚くことにマスコミの中にもいるようだが、リテラシーが乏しく、
 BBC, CNN, AFPなど西側情報を無条件に信じてしまう。

 戦争、内戦にかかわるニュースのほとんどすべては、情報機関が裏から操作している、あるいは信ぴょう性も
不明で報道していると考えてよい。たとえば、

1.湾岸戦争の偽旗作戦 ナイラ証言
 小娘のナイラが涙ながらに、イラク兵が新生児を虐殺していると語り、全世界に報道された。
 アムネスティ・インターナショナルや避難民からの証言により、裏付けの取れたとされていた。
 ところがすべて真っ赤な嘘で、ナイラなどという子供は存在せず、実は当時クウェート駐米大使であった
 サウード・アン=ナーセル・アッ=サバーハの娘と判明した。

2.イラクの核疑惑の嘘はいうまでもない。



 さて、シリアのアサド政権への偽旗、偽情報の可能性のあるものは以下のとおりだ。

3.イドリブでのサリン化学兵器使用疑惑
   化学兵器を使用したとして、爆撃機が発進したシリアの空軍基地をアメリカは、約50発の巡航ミサイル
 攻撃した。この基地にはサリンが貯蔵されていたはずである。もし飛散すれば、基地と近辺もサリンに汚染されたはずだ。
 けれども、その後、基地でのサリン惨禍はまったく報道がない。

4.雪が溶けているから大量虐殺している
  1.で嘘をついた、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は、シリアで毎日のように
 囚人を虐殺しているとしている。その証拠が屋根の雪が溶けているというものである。

  さてアメリカは免罪符を得たようにシリア軍、シリアの民間人を爆撃で殺害しているようだ。

 イスラエル、欧米、中東諸国側はシリア内戦ではアサドを独裁者、冷酷漢によってたかってしたてあげ、またそうせざるえないように追い込み、いつでも親ロシア・イラン政権を倒して、世俗の宗教自由な政権から、傀儡の、サウジのようにイスラム至上主義の政権に変えようとしているのである。あるいはこの地がずっと紛争を抱えているほうが産軍複合体にも都合がよい。

 そこにあるのは、地理上の戦略性とレバノン・シリア・イスラエル沖の大量の石油・ガス資源である。どこの国も人権団体ー人権とか虐殺とか、心底憤る人も中にはいるが、実際の目的は別のところにある。