テロリズム

共謀罪なくとも、下町警察はアルカーイダを逮捕していた

私の家のそばの荒川尾久署は優秀なのだ! 15年も前にきちんとテロリストを逮捕している。共謀罪など必要ないのだよ。野党もマスコミもこの件に言及しないので、記録しておく。 それよりも私の疑問は別のところにある。 もし共謀罪ができたら、政府の秘匿した…

ルーブル美術館と食とテロリスト(5)

ぼくは野菜がはいっているシシカバブーを注文した。店内にはずいぶん昔に見かけたか登ったことのあるタワーがある。きっとイスタンブールだ。聞くと店長らしい男が嬉しそうにそうだという。トルコ人の店なのだ。 イスタンブールなどもISによるテロ事件があっ…

ルーブル美術館と食とテロリスト(4)

ビール、生ガキ、魚のスープ。サン・ジェルマン・デ・プレのカフェだ。フランスではできるだけ単純な料理を食べることにしている。それでも日本の2倍ほどの値段だ。 以前、シェフが作ったという、テロにあったシュルリー・エブドの目と鼻の先のホテルで、コ…

ルーブル美術館と食とテロリスト(3)

6時間近く歩いてくたくたになった僕は早々、美術館を出て、行きつけのカフェでワインに生ガキで舌鼓をと思っていたが、左右の煌びやかなショーウィンドーの城壁に囲まれた長い長い迷路にとりこまれてしまった。人呼んでCARROUSEL DU LOUVRE カルーゼルデュル…

ルーブル美術館と食と同時多発テロ(2)

パリは朝の8時を過ぎても薄暗い。北緯48度と北海道よりも地球の上にあるせいだ。店もほとんどすべてしまっている。まるでオルランド大統領のいうように戦争前夜のようだ。先日日本で見た映画 ブリッジ・オブ・スパイを思わせる。映画は冷戦開始の時期を舞台…

ルーブル美術館と食とテロリスト(1)

ルーブルに行ってしまった。 ルーブル美術館のような大御所といっていい場所は、ぼくには敷居が高い。だから、ポンピドーセンター、ピカソ美術館、オルセー美術館などは訪れても、ここはいままで敬遠してきた。 若いころ、美術関係の仕事にほんの短期間従事…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(6)ー故湯川さんが設立したというPMCの背景は

湯川さんが設立? したという、PMCの会社のホームページ は、いつの間にかWeb siteから消えてしまった。そのトップページには後藤さんの家族(妻)からのメッセージ“人質事件で迷惑をかけたことと、その間の支援に対して感謝する、趣旨だったと思う”が掲載され…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(5)ー国益とは何か? 

今の時代が第一次世界大戦前夜と何やら似ており、しかも、イスラエルを建国した4列強のひとつが日本だったことを思い出させるのである。 もちろん、世界大戦があるというのではない。ヨーロッパはソ連崩壊以来、不安定で局地戦争がいぜん続いている。中東は…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(4)ーなぜイスラエルにすり寄るのか?

鬼子の再登場ー安倍政権の性質 現在の日本の外交は、安部首相の個人的な資質や願望を抜きにしては、考えられない。これまでの自民党、民主党の体たらくが鬼子を産みだしたのである。 安倍政権というのは、三島由紀夫や石原慎太郎の思想の延長にある。軍事的…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(3)ー孤立していたイスラエル

国家的人権侵害、犯罪 イスラエルがガザへ侵攻したのは、昨年、2014年7月から8月にかけてである。パレスチナ側の犠牲者は子供たちを含めて2000人を越えた。 その非道さに、ヨーロッパ、アメリカでさえ、イスラエル嫌悪の感情が芽生え、国連人権委員会は非難…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(2)

シャルリ・エブド襲撃の二日後の9日、ユダヤ食品専門スーパーマーケットが襲われ、人質4名(ユダヤ人)が死亡した。実行犯のアフメド・クリバリ(32)は、このとき空港近くの印刷会社に立てこもっていたクアシ兄弟の解放を求め、自ら「イスラム教スンニ派過…

シャルリ・エブド襲撃事件の現場を訪れる(1)

「ぼくはシャルリだ」とか「I am Kenjiだ」とかとてもいえない。いえるとしてもまったく違う意味である。 パリでのテロの犯人も犠牲者もイスラム国で殺害された日本人人質と同様に、イスラム国とともに、彼らが属する国家、あるいはその政権へ捧げられた貢物…