あえて管直人首相も応援する

 現在、苦境の中にあるのは、もちろんすべての避難民だが、まだしも仮設住宅の建設を待つなど、幾分かは将来の展望があるかもしれない。むしろどっちつかずの状態の中、自主的な判断が強いられて、精神的にも疲労するのは、福島県の避難区域外の母子だろう。
 そして、同じくひどい労働条件の中で第一原発で働く下請け業者。
 もう一人は、身内からも総すかんを食らいそうな管直人総理だろう。
  ぼくはこの3者を応援したい。
 管直人氏を応援するのは ? の人もいるかもしれないが、ぼくはまだ他の人間よりもいいと考えるからである。
 想像してみよう。自民党の小泉氏以降の元総理、安倍・福田・麻生ら、民主党の鳩山。みな2世、3世だが、もし彼らがこの危機的状況に首相だったとしたらどうだろうか?
 また新たに新たに他の人間が首相になるとして、一体、誰になるのか?
 人を使えないなどの欠点があっても、管首相を応援したい。
 さらに東電本社に怒鳴りこんだ行為は、ぼくは素晴らしいと考えている。他の首相でそのようなことまでやっただろうか? そうせざるをえないほど、東電は政府も政治家も馬鹿にし、軽蔑しているのである。
 どうせ、票と金でなびくやつらだろう。
 というわけだ。
 また、人気とりのパフォーマンスが多いのも事実かもしれないが、それは民主政治につきものである。さらに他の政治家と比べて少なくとも東電利権とは無関係であろう。

 とはいえ、まずは、労働者と福島の母子が手を結び、官邸と東電に要求書をつきつけるのがよい。すると、大きなことが可能となる。
 次回は、管直人首相と東電社長への要求書の原案を作ってみる。 

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 さて、ぼくたち国民は、政府も現実も変えることができるのです。たとえば東京都は、ガスコンバインド発電所を作る計画があるし、埼玉県は荒川土手に太陽光パネルを設置するようです。また文部省も少し変わってきました。もっと要求することがあるとしてもですが。