ベネズエラ

交通事故し放題のベネズエラの何もないカーニバル

ベネズエラのカーニバルについて書こうと思っていたが、予想とおり何も無い。 カーニバルのカの字もない。 そもそもぼくたちはカーニバル期間中働いたのだ。しかもきちんとベネズエラ人も来るのである。 あまりの非常識! 他の中南米では考えられない。 たと…

日本、ベネズエラ 危機に瀕する民主主義

選挙結果は日本でも報道されたと思うが、賛成SI 54.36%、反対NOが45.63%でチャベスの勝ち、次の選挙にもチャベスは立候補できるので、選挙資金と活動する人の面で圧倒的に有利な与党、を考慮すると終身大統領への道を開いたといえる。 さて、な…

投票

朝、投票所にいってみると、ずいぶんとビラがまかれていた。チャベス大統領の写真をはってあるものものもあるので、チャビスタのものかと思ったがそうではなかった。すべて、NO! さらに、建国の父、ボリバルの1819年の言葉がひかれている 「権力に同一人物…

憲法改正選挙

日本では、議論はあれども憲法改正の国民投票など行われたためしがない。その意味ではベネズエラのほうが民主的なのだろうか、と疑念をもってしまう。だが議題は大統領の再選を無制限に許すかどうかに集約されるのだから、民主的というのは、はなはな疑問だ…

民主政治下での独裁

まるでこれは、ジョージオーウェルの『1984年』の世界である。あるいはやはり、オーウェルが滞在し、ぼくもよく訪れたミャンマーの現在の軍事政権である。独裁は敵を無理にも作り出し、そして国内ではあらゆることが可能なのだ。 ぼくは昨日うっかりニュース…

 誘拐される

Alberto Leonは夜の8時の薬局から出て、自分の軽自動車に乗ろうとしたときだった。 ごつんと後部にあたるものがある。 「入れ」 銃口である。いわれたまま、運転席に入る。見ると二人の若者である。一人は10台後半、もう一人は21、2才だろう。「あけろ…

闘牛士のように舞い、犯罪者を撃退!

今回は黒魔術について書くつもりだったが、たまたまぼくのアシスタントが3時間ほど誘拐されたので、またまた犯罪について書く。 ベネズエラの死因の一位は、交通事故、次が犯罪だといわれている。殺人率はチャベス政権以来うなぎのぼりで、今は40を超え、…

カリブを潜る1

自宅から1時間車で行くと Tucacasという観光地がある。Parque Naciona Morrocoy(国立公園)の中にある拠点である。カリブ海。そこのいくつかの船着場から、カリブ海の島々へと行ける。 一帯は広大なマングローブ地帯である。 マングローブとは不思議な生き物…

温度の違う広い湯船が3つ、肌のためとうたう泥の温泉がひとつ、サウナがひとつ、そして不思議なのだが、硫黄の気体を体のふきかけるための機械もある。 さらに、アロマセラピーを使ったマッサージもある。 よく子供たちが好きなので日本で行く箱根のユネッ…

温泉 

ずいぶんとブログとご無沙汰してしまった。あまりに今の仕事が多忙で息つく暇もないほどだった。一日少なくとも午前6時〜午後7時半まで拘束されているのだから。 恥ずかしい。こんなに働いては、恥ずかしくて人前に出られない。そんな思いでいると、やっと一…

また盗まれた

また盗まれちゃった 夕方、7時半ころだった。仕事で疲れていた。だがこの日はベネズエラについたばかりのA君の買い出しに付き合う必要がある。 住居そばのCM(Centro Madrense)なるスーパーに寄った。 駐車場にとめた車を降りて、スーパーへ走る。なぜ、走る…

何かに刺される きっとひありだったのだろう

月曜の早朝だった。朝の5時30分ころにシャワーを浴びていると、親指と人さし指の間に何かが刺さった。 石鹸にとげがあったらしい。 あわてて引き抜く。そのままシャワーを続けたが、ぴりぴりと痛む。親指の根元にかけて、筋肉が赤く 膨れてきて、熱を帯びた…

目の前で炎上した

もっと刺激的なことをと望んでいると、次々と南米的な事件に襲われた。 1.炎上 ボーリングを楽しんだのちに、郊外の家まで友人を送った帰り道、数十メートル前で、炎が舞い上がった。 トレーラーに乗用車が衝突したのである。 車を止めて、外へ出る。夜の…

私有地をかってに占拠する

先日、Puerto Cabelloへ行く途中、人々が道路のわきの空き地へとどんどん歩いて行って、メージャで敷地をはかっている。 「何しているんだい」 「インバソールですよ」 なるほど私有地への入り込みである。「メキシコではパラカイディスタ(パラシュート降下…

ベネズエラで初めてラテンを感じる 

先日、出勤時に、車が突然とまってしまった。いつもにも増して渋滞である。 数キロ、いや10キロ近く渋滞が続き、うんともすんとも車は動かない。 「なんだよ、いったい?」 運転手に聞く。 「住民のプロテストでしょう」 Pallitoという地区の住民たちが朝…

ベネズラでオリンピックを見る 

ベネズエラより第4報です。 今、ぼくはテレビでオリンピックの開会式の録画を見ている。実はベネズエラでオリンピックを見るのは初めてではない。 最初はいまから20年前、韓国のオリンピックのときだった。ぼくはあのとき、ジャングルに囲まれた街、Ciudadad…

バレンシアより第3報です。

コーラ(COLA)に耐える。 コーラといってもコカコーラではない。コーラとは尻尾を意味するスペイン語だが、ここでは行列、渋滞を意味する。 まずは車。朝から渋滞だ。道幅が狭いこともある。山間に作られた道は、2車線の一方通行で、始終込んでいる。40…

*ベネズエラより第二報です。

さて、ベネズエラのバレンシアである。この街はロサンゼルスを少し小さくした感じである。 車がなくてはどこにもいけない。サンフランシスコとは違う。 ただみたいなガソリンのおかげで、車の洪水。自転車もあまり見かけない。だから運動不足 のベネズエラ人…

 風樹さんからベネズエラよりの第1報

「今日で、ベネズエラ滞在が18日。本日24日は南米独立の父、シモン・ボリーバルの誕生日で祝日。 ボリーバルは、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、パナマをグランコロンビア として独立させた。連邦制の南米の連合を考えていたわけだ。 その志を継ぐ、あ…

風樹さんが、日本で働いて病気がちになったので、ベネズエラに駐在することになったよ。

日本は若い人、大学生の女性もお金を出して「恋愛塾」に通う時代。風樹さんが7月18日発刊の新潮45に書いているよ。なんか大変なんだ。そんなこと、ラテンの国なら小さいときから身に付けていくのに!ベネズエラ情報を時々載せてくれるらしいから、読んでね…