2011-01-01から1年間の記事一覧
先々週、先週と郡山市、飯野町、川俣、山木屋地区、浪江、飯館村、月舘、福島県庁、市民放射能測定所などを一気に回ってきました。今週、来週と写真つきレポートをホームページのほうに掲載します。最初は、「最大の避難所 ビックパレットふくしまの今」です…
原発関連の書籍は、なにかいかつい顔をしている。教科書のようだったり、描き方が何か暗かったり。ぼくにとっては少し近寄りがたい。もっと、近寄りやすい書籍はないか? さがしてみたが、ないのだ。 だから、自分で愛! フクシマの黙示録−真実はここにある−…
ブログの「やっぱりラテンだぜ!」というタイトルと内容はそぐわない、誰が書いているのかもわからない、プロフィールもおかしい、などと読者の方に怒られたので、深く反省し、本日、「風樹茂の帰ってきたGETJapan」を再開しました。 ぼくが「風樹茂のGETJapa…
管直人首相と、と書こうかと思ったが、原発依存からの脱却は個人の感想と自分で言っているようなので、残念ながら、首相の地位は終わってしまった、と言わざるをえない。 国民に向けて記者会見をして、その発言が首相のものではない、とはいったいどういうこ…
★150人の児童ががんで死ぬ? 50歳以上の方ならばきっと覚えているだろう。以前は小学校にレントゲン車が回ってきて、毎年胸のレントゲン写真をとっていた。 あの健康診断はいつ廃止されたのだろうか? その廃止運動を行ったのが、小児科医でチェルノブイリ子…
▲疎開することによる、将来の健康不安からの解放 ▲慣れ親しんだ地元から離れることのリスク(生活、経済、仕事、家族) 福島中通の人々は上記を天秤にかけているのだろう。ぼくは0歳〜9歳までの子どもがいるなら、様々な苦難は考えられるが、だんぜん疎開す…
この時期、自分の子供が鼻血と下痢に苦しんでいるとしたら、不安だろう。 しかし、と考える。 ぼくは、原発の企業犯罪、大放出放射能には、過剰反応せよ、と訴えてきた。けれども、超過剰反応にはくみしない。 東京の大人でさえ「鼻血だ、下痢だ、放射能の影…
福島の人たちは何も好き好んで疎開しているわけではない。大都会に住んでいるぼくのような東京人ならば、まだしも移住に抵抗が少ないかもしれない。 想像してみよう。 子どもは線量計をつけて学校へ行く。外に出られない。暑い。だがクーラーどころか換気扇…
イタリアでは以前より国民投票の実施が決まっていたとはいえ、原発は廃止に向けて走り出した。ドイツしかり。 事故を起こしたのはこの2カ国ではない。わが国日本である。 経産省、自民党、電気労連、原発誘致の町の中にはいまだ 「原発を愛している!」 「原…
死者1万5391人、行方不明者8171人 短期間の死者数としては、大災害か戦争でしか起こらないものだ。 その一人ひとりの死や行方不明者には、多くの血縁や知人がおり、それぞれ固有の悲しみがあるに違いない。だが、ぼくにはそれを感知できない。 震災後、多く…
福島県民は残念ながら力がない。中央の政治家の投票権を持っているわけではない。東電社長の解雇権を持っているわけではない。今、福島の中で誰が力を持っているのか? 原発労働者である。 実は東電も政府も彼らの人質である。いや、日本国と世界が人質なの…
小沢は汚職の件で様々な証拠や証言が出て、いよいよ追いつめられた。 これまでも小沢は新党を作っては壊してきたが、今回は完全に自分のためのクーデターでしかない。 小沢は政治家ではなく、選挙屋であり、米国などならば、選挙参謀の職にあるだけの人間で…
現在、苦境の中にあるのは、もちろんすべての避難民だが、まだしも仮設住宅の建設を待つなど、幾分かは将来の展望があるかもしれない。むしろどっちつかずの状態の中、自主的な判断が強いられて、精神的にも疲労するのは、福島県の避難区域外の母子だろう。 …
「高木を出せ! 政務三役はどこへ行った?」 「家族がばらばらだ!」 「子供を守れ!」 「20ミリシーベルトを即時撤回せよ!」 「放射能の灰を東京にぶちまけるぞ!」 文部省横の外のフロアでは激しい怒りの声が湧き上がっていた。 文部省の次長は多勢に無…
標高35メートルの高台に広大な土地があった。 戦争が始まる一年前、陸軍が住民11戸を強制移住させ、青年団、消防団、大日本愛国婦人会、学徒らを強制作業させ、瞬く間に飛行場を造成した。 最初は若年飛行士の訓練にとどめるつもりだった。だがこの国の為政…
(原子力損害賠償紛争審査会(第4回)を傍聴しました。旅費、滞在費などの避難費用は一律ではなく実費請求と決定。領収書をなくさないように!)植民者の特徴:広大な土地を獲得する。植民地の住民と土地・海を収奪する。腐敗する。金力、政治権力、武力を持…
石原慎太郎 東京都知事 殿 清水正孝 東京電力株式会社社長 殿 このたびの福島第一原発事故、計画停電を鑑みるにつけ、エネルギーは戦前のように地産地消するのが理想と考え、以下陳情する。事案: 東京都への原子力発電の誘致 理由:東電総務部員と親しく歓…
ぼくは原発の被害にあっている福島の人々に鞭打つ言葉をかけたい。 きっと非難がよせられるだろう。だから、ずるいぼくは最初にここで懺悔しておく。 原発について70年代はさまざまな反対運動があった。たぶん、40代、50代の人は覚えているかもしれない…
最初荒川区だけが停電と聞いたとき、われら家族は叫んだ! 「おれたちだって人間だ!」 私はなにお隠そう、恥ずかしながら東京荒川区の区民なのである。 私が推測したのは、副社長と担当の間でこんな会話があったということである。「やっぱ、荒川区だけでは…
数字も事実もみんなさっぱーり、藪の中なのだ。日本文化なのだ、空の空の空なのだ、事実は、隠ぺいなの? きっとわかんなーい、誰も知らないのだ。 保安院と安全委員会とかって天才バカボンなのだ。USTREMで政治家集めての勉強会みたいの放映されたんだ。そ…
私は途上国を中心に30カ国ほどで、開発関連の調査に携わってきた。理系の技術者ではないが地域開発や社会環境の整備、援助の評価などを行ってきた。今、こららの国々の知人、友人にあわせる顔がない。 日本の技術や組織をそのまま移転するわけではないが、…
マンモグラフィーについての「死ぬ確率」という6年も前に出版された書籍の元原稿である。原稿をそのまま生で載せてある。女性でマンモグラフィーをすすめられた方も多いと思う。もし、40歳以上の、おばさんでー失礼!ーマンモグラフィーを勧められたとし…
医療被ばくは、もともと悪いものである。以前、夕刊紙で、医療系の取材を何年かやっていた。そのときの勢いで「死ぬ確率」という本の一部の原稿を書いた。 原稿のひとつに、乳がんについて書いたが、調べてみるとその当時のデータを調べるとマンモグラフィの…
昨夏25年ぶりに以前2年間住んでいたアマゾン流域の小村を訪れた。ウユニ塩湖で夜に見たのと同様の満天の星空を期待していた。25年前は肉眼でハレー彗星が確認できたのである。 ところが、夜空はまったく美しくなかった。アマゾン流域の山焼き(昨年は温度が…
今朝の朝日新聞の二面に「セシウムでの健康被害 未確認 チェルノブイリ事故」との見出しが躍る。 記事の最後は山下俊一長崎大学教授の「現地の人は汚染されたキノコや野菜を食べ続け、体内にセシウム 137を500〜5万ベクレルぐらい持っている。しかし…
偽善:うわべを飾って、心や行いが正しいように見せかけること 肩書をつけた多くの偽善者がマスコミに登場し、記者は意図的なのか、それとも勉強不足なのか、彼らの言葉を押し戴く。 自ら調べる手段を失った被災民は、そのまま信じるしかない? 福島県も偽善…
妊婦と0歳児は、50−60キロ圏内でも長く生活するのは危険が伴う。退避すべきである。また、マスコミは是非、下記のヨーロッパでのセシウム137のチェルノブイリの研究結果を発表してもらいたい。 原発村はセシウム137は安全というが、微量でも悪影響…
原発村はついにエースを出してきた。山下俊一長崎大学大学院医歯薬学総合研究科長。 世界保健機関(WHO)緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長、チェルノブイリ原発事故後20年間の医療協力に加えて、セミパラチンスク核実験周辺地域医療…
私は文部省の担当者に電話をかけ、自主避難をした事情と東電の回答を説明し、そして原子力損害賠償制度の概要について聞いた。「東電は原子力損害賠償制度をたてに、保障できないときいたんですが、どういうことでしょうか?」 「JCOの事故のときは避難勧告…
さて、ぼくは関西疎開で20万円弱の費用がかかった。福島第一原発の事故が原因となった損失だ。もちろん東電に請求する。どの部門が窓口かを電話でカスタマーセンターに聞いた。そのやりとりは以下のとおり。「原発事故もあって、子供が幼いので関西に一時…